二〇〇二年十月二十二日
イラストレーターMMさんとデザイナーKHさんの結婚運を占う。

今回はMMさんを占うことになりました。

MMさんは美人です。秋田にすんでるということですので、ほっそりとして色白のところなどは東北美人と言っていいのでしょうか。
あるいは、その昔、唐の都長安がにぎわっていた頃、踊り子として西域からやってきた胡女を彷佛とするような女性です。当時の詩人は都の華々しさを詩にしました。胡女は都の華でした。(といっても胡女をみたわけではないのですが)

ところで、美人といえば高慢なかたが多いので、小生などはついついかまえてしまいます。しかし、実際話をしてみるとMMさんは率直で非常に親しみやすいかたでした。

さて、そんなMMさんはなにを悩んでいるのでしょうか。MMさんはもうすぐ三十になります。
三十といえば、いろいろと悩む時期です。結婚のこと、実家の両親の扶養のこと、仕事のことなど課題は山積みです。実際話を聞いてみるとその通りでした。
「仕事、恋愛、金銭、健康とかいろいろあるけど、どれを占おうか」と小生が言えば、
「恋愛」
と、すぐに返事がかえってきました。

現在、MMさんには恋人はいません。
しかし、すこし気になる男性はいます。デザイナーのKHさんです。ちょくちょく東京から秋田に電話をかけてくれます。はっきりと「愛している」とか「つきあってくれ」といわれたわけではないのですが、MMさんのことを気にかけているようすです。
じつは、MMさんはKHさんのデザイナーの才能はあまり買ってはいないのです。しかし、KHさんの実家は富山で農業をやっています。MMさんは内心、農業のような自然と触れあう生活もいいかなと思っています。

ここで、KHさんが自分の才能に見切りをつけ、実家で農業をやるから一緒にきてくれといわれたらどうしようと思わないでもありません。
そこで、MMさんとKHさんの結婚運を占ってみることにしました。

   ◇   ◇   ◇   ◇

艮為山の二爻を得た。

艮は山です。山が二つ重なっているから艮為山といいます。山は動きません。また人は山を前にして進むことができません。そこから、止まる、動かないという意味がでてきます。

二爻を見てみましょう。

其の腓(こむら)に艮(とど)まる。……(相手は)いまだ退き聴かざるなり。

とあります。腓(こむら)は下腿のことです。腿が動こうとするのですが、それ以上は動きません。やはり東京−秋田という距離が問題なのでしょうか。
しかも、「いまだ退き聴かざるなり」とあります。「退き」とはKHさんの帰農のことでしょう。MMさんが、内心田舎暮らしを思っていても、その願いは受け入れられない(聴かざるなり)ということでしょうか。

ゆえに、MMさんとKHさんの恋愛の進展はないと易断いたします。

しかしながら、今回の易断まことに残念です。KHさんには山を乗り越えるような積極的な行動がほしいところですね。
なにはともあれ、小生、MMさんの幸せ心より祈っております。

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