二〇〇四年一月十一日
奥様の心の内を占う。
依頼のメールがきました。
M子ともうします。
占っていただきたくメールいたしました。
私は司法書士事務所で働いています。働きだしてもう2ヶ月になります。そんなに大きな事務所ではないのですが、所長と所長の奥さんと、従業員が私を合わせ三人います。どの人もいい人ばかりなのですが、ある人から、当初、奥さんが私が事務所で働く事を知らなかったという事を聞きました。奥さんから直接聞いたそうです。
占って欲しい事はその奥さんとのことです。私に対して、表向きはすごくいい感じに接してくださるのですが、私が働く事を知らなかったという事を聞いてから、裏ではあまりよく思われていないのかなと思うようになりました。
今日も、所長の知り合いのスナックに飲み会の二次会で行ったのですが、着くなりお店の女の子を呼んで、こそこそと話をした後、二人して振り返り私の方を見ていたような気がしたので、以前その女の子に私の話をしていて、本人(私)が来たので噂の子みたいな感じで話をしていたのかなと悪い方に考えてしまいました。少し気の強い性格の方で、仕事中よく人の悪口を平気で言って、その方から電話がかかってくると普通にいい人を演じているので、自分も陰でこうやって言われているんだろうなと考えてしまいます。
そのせいか、最近、人間自体信じられなくなっています。他の、従業員の人に対しても不信感を抱いてしまいます。体調も少しおかしくて、ここのところご飯をおいしく食べられなくなっていました。
これから、奥さんとうまくやっていけるでしょうか?できれば、私が思っている事が、考えすぎだといいのですが・・・。
職場の人間関係というのもこじれると辛いものがあります。それが少人数の職場となると苦悩もことさらになります。奥様はM子さんのことをどう思っているのか。どうすればMさんと奥様の関係は良くなるのか占ってみることにしましょう。
◇ ◇ ◇ ◇
沢山咸の上爻を得た。
咸は感じるの「感」です。咸の卦は少男(下卦の山)が少女(上卦の沢)を持ち上げ、お互いに気持ちが通じ合う状態を示します。
されば、この卦のようにM子さんが奥様をたてるよに接すれば、やがては奥様との気持ちは通じ合うということなのでしょうか。
事態はやや深刻なようです。
上爻を見てみましょう。
その輔頬舌に咸ず。
とあります。輔(ほ)は上あごです。ほお、舌とあわせてものを喋る部分です。そこが敏感になっているわけですから、喋りたくて喋りたくてうずうずしている状態です。外卦の沢は喜びを示します。この場合は人を喜ばせようとして、真心でなく口先の言動でしようとすることを示しています。まして、この爻は道が極まった上爻の陰ですから、人にたとえればこの人は女の小人です。
恐らくこれは奥様のことを指していると思います。とすれば、陰でM子さんの悪口をいっていることは大いに考えられます。
しかし、奥様はM子さんのことを心の底から憎んで悪口をいっているわけではありません。口が動かないといられない性分なのです。悪口をいうのは誰でもいいのです。
ゆえに、そのような人間にまともに対応したらたまったものではありませんから、M子さんは奥様には当たらず触らず適当に距離をとって接するのがいいと易断いたします。
M子さんは内卦の艮(山)が示す通り、非常にしっかりとした人だと思います。奥様のきまぐれな言動に振り回されないのがいいと思います。
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