フジモリ元大統領の末路(夏休み特集1)
日本で逃亡生活を送るフジモリ元大統領ですが、最後にはどのような結末を迎えるのでしょうか。
すこし調べてみたところ、逃亡中の身の上ならさぞかしひっそりと暮らしていると思いきや、HPなどをつくってピーアールにはげんでいるようです。
本日の新聞(8月29日)によるとペルー国会は、軍特殊部隊による住民虐殺などに関連して、フジモリ氏を殺人罪の容疑で告発することを決めたそうです。
チリのピノチェト元大統領もイギリスからチリに強制送還されていますし、ユーゴのミロシェビッチ元大統領も国際犯罪法廷の裁くところとなりました。フジモリ氏はこれらの独裁者と同じ運命をたどるのでしょうか。
しかし、裁くといっても、東京裁判などはさておき、この手の裁判は勝者が敗者にたいし一方的に報復するということに繋がりかねません。
また、おうおうにして、これまで「希代の英雄」と讃えた人々も、いざ落ち目になると、一転して「裏切り者」「犯罪者」といいだす始末で後味が非常に悪いものです。
フジモリ氏はペルーに帰り、そこで正々堂々と弁明すればいいという人もいるかもしれませんが、残忍酷薄な中南米の政治情勢をみるならば、そもそも「公正な裁判」など期待できるわけがありません。
また、日本政府がフジモリ氏をかくまうというのも気になります。
二重国籍問題などありますが、ひょっとしたら、フジモリ氏は、そこらの日本人よりも日本人らしい「真の日本人」であり、国際世論に反してでも日本政府が保護するに値する人物であるということなのでしょうか。その結果、裁かれることなく日本で余生を送るということもありうるのです。
そこで、フジモリ大統領の今後を占ってみることにしました。
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フジモリ元大統領の末路を占う。
天地否の初爻を得た。
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天の下に地があるのが否です。天の下に地があるのは当然のことですが、これはよくない卦とされています。上にあるものが上にあって、下のものが下にあるということは、万物が交わらないということです。すべてが閉塞している状態です。
易経では「否はこれ人にあらず。君子の貞によろしからず。」といっています。
「人にあらず」とはすごい言い方ですが、つまり人道が正常な状態でなく、君子が如何に貞節を守っていてもろくな結果にはならないということです。
しかも、上卦の乾(天)は人体でいえば首を意味しています。首が地に落ちているということです。斬首刑を彷佛とさせます。罪を占ってこういう卦がでるのですから何やら不吉です。
さて、初爻をみてみると、「茅(ちがや)を抜くに茄(じょ)たり。その彙(たぐい)とともにす。貞なれば吉にして亨(とお)る」といっています。
草の根が連なっているように仲間とともに行動すれば小人でも吉であるといった意味ですが、どうもフジモリ氏の場合にはあてはまらないようです。
むしろ、草を抜いたら、根が繋がっていたので、ほかの草までごっそり抜けてしまった、といった感じではないでしょうか。
この間の情勢をみてみますと、フジモリ氏のかつての仲間であったモンテシノスも逮捕されていますし、ほかの側近もつぎつぎに逮捕されているようです。まさに根こそぎという感じです。
それゆえ、フジモリ元大統領は逮捕された仲間と同じく運命を共にすると易断いたします。
すなわち、日本政府は十分義理を果たしたころあいを見計らい、フジモリ氏をペルーに強制送還するでしょう。
やはり、選ぶべきは仲間ということでしょうか。