二〇〇二年四月三日

政局が大きく動いています。

本来ですと、年の始めに鈴木宗男氏、田中真紀子氏など政界の主要人物を占ってみるつもりでした。
ところが、少々仕事にかまけていたら、占うひまもなくあの人もこの人も消えていきました。

そのなかで着実にポイントを上げている人がいます。
福田康夫官房長官です。

時にはシニカルな言辞をはきながら、淡々と実務をこなし、内閣の屋台骨を支えてきました。

この間、犬猿の仲だった田中真紀子氏は外相を罷めさせられました。福田長官の意向がおおきく働いていたといいます。
先日も外務省で大量の処罰が行われました。外務省の人事はこれで完全に官邸主導になったといっていいでしょう。

小泉首相は外交にそれほど見識のある人と思えませんから、主人のいなくなった外務省に影響力を行使できる人といえば福田長官のほかはいないでしょう。

では、宿敵を排除した福田長官は安泰になったのでしょうか。

外務省の処罰にからんで福田長官に怨みをもつひとは多いのではないかと思います。再び機密費上納に関しての内部文章がリークされるやもしれません。機密費上納問題が俎上に上れば、支持率の落ちている小泉内閣にとっては致命傷になるでしょう。

おそらく内閣は潰れます。

そこで、福田康夫官房長官の運勢を占うことにしました。

  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

水地比の初爻をえた。

水地比の比は親しむという意味です。五爻の陽にその他の陰が親しみやってくるのが比です。

易経では「寧(やす)らかざるものまさに来る。後夫は凶」とあります。

「寧(やす)らかざるもの」つまり、これまで不安がっていた人々までもが親しみやってくるといっています。しかも遅れてくるものは凶だとまでいっています。

初爻を見てみましょう。「終(つい)に来たりて他の吉あり」とあります。
「他の吉」つまり、思いもよらぬ幸運があるというのです。

たとえ、小泉内閣が倒れてもこの人はうまくやっていけるということでしょうか。
次はだれが首相になるかわかりませんが(占っていないので)、ちかい将来は福田氏は外相あたりをやっているかもしれません。

ゆえに、福田康夫官房長官は当面は安泰だと易断いたします。

では、機密費の上納問題はどうなるのでしょうか。
機密費の上納は長年行われていたとすると、機密費は野党の人たちも知っているはずです。
野党には、かつての自民党の人で官房長官や旧大蔵大臣をやっていた人もいるのです。
社民党ですら村山内閣の時代があったのですから当然しっているはずです。
しかし、追及すれば自分に跳ね返ってきます。

また、上納された機密費は野党対策やマスコミ対策などに大いに使われてたのかもしれません。

とすれば、この問題を本気で追求できる人はいないのかもしれません。
まさに、機密費のたまものということでしょうか。

易の部屋に戻る