誤断の弁
次期首相は小泉氏が選ばれました。次期首相の占いは誤断でした。
正しく卦を解釈すればこういうことでしょう。
沢山咸の四爻を得た。
咸は沢が山の上に押し上げられている象です。つまり小泉氏ということです。
山とは党の幹事長になった山崎氏でしょう。
卦辞に「女を取(めと)るによろし」というのは、田中真紀子氏が早々と小泉氏の支持を打ち出し、予備選の勝利に大いに貢献したことを意味しているのでしょう。あるいは新内閣の閣僚に女性が五人も入ったことを意味するのかもしれません。
キーワードはすべて揃っていました。沢=小泉、山=山崎氏、女=田中真紀子氏。
それらしい卦がでていたにもかかわらず、なぜ、このように占うことができなかったか。それは小泉氏が首相になるとはどうしても思えなっかったからです。つまり、今回も派閥の力学によって、首相が決定されると思っていたからです。橋本派の凋落を見抜けなかったことが誤断の原因です。
占う者が時代の動きを敏感に見据えていないと、いかに正しい卦を得ても、正しく易断することはできないということです。
非常に口惜しい気持ちでいっぱいです。言いたいことは山ほどあるのですが、是非もありません。以上の文章は今後の戒めのために、残しておきたいと思います。
2001年5月1日
ジョー・マジャール
反省の弁(連帯責任を負うものとして)
今回のジョー氏の誤断に関しては、私にも責任があるかもしれません。
というのは、私も経世会を過大評価していて、ジョー氏に、よくそのような話をしていたからです。
私の日頃の言動が、今回の誤断という事態の遠因のひとつになっているかもしれないと思うと、臍を噛む思いです。
経世会に対する私の「過大評価」は、裏返せば、人の命に対する「過小評価」だったともいえます。
私は、竹下氏の死、小渕氏の死、梶山氏の死を、過小評価していました。
経世会にはもはや、結束をしようにも、その要石となる人物がいなかったのです。
今回の「政変劇」を見て、人が死ぬことの意味の大きさを、つくづく知りました。
2001年5月1日
中川文人
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