雅子妃は十二月に出産の予定です。

皇室典範は「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めています。今上の陛下の孫の世代には親王(男子)はいません。生まれる子どもが内親王(女子)だったとすると万世一系が途絶えてしまう可能性がでてきました。

そんな事態を想定してか、皇室典範を改正して女帝を認めるべきだという声もあります。日本史上、女帝は何人かいました。しかし、女系の継承があったというわけではなく、あくまでも中継ぎとしての措置だったのです。とすれば、女系の継承を認めるということは従来の皇位継承のありかたを大きく変えることになります。

思い返せば、天皇制も時代に応じて変貌を繰り返してきました。明治憲法における天皇制や、戦後の象徴天皇制がいい例です。今回の出産を機に再び天皇制が大いに変わることが考えられます。

小生は、皇統が絶えてしまえばこのまま空位のままにしておけばいいと思います。なりゆきに任せるわけです。ついでに天皇制のに関する条項をすべて削除して、国名も日本国から「日本共和国」とすればいいでしょう。

あるいは、禅譲の規定を設けるのもいいかもしれません。古代の中国では徳のあるものから徳のあるものへと帝位を引き継いだのです。古代における禅譲は作り話だという人もいるでしょうが、世襲制が確立する以前の部族にあっては一般的な継承の仕方でした。

あるいはまた、天皇家の子孫は民間にはごまんといるでしょうから、民間から然るべき人物を探し出すのはどうでしょうか。中国の例でいえば、漢の宣帝は民間から皇帝になりました(ただし皇籍はあった)。武帝の時代に外征で疲弊した経済を立て直した功績があります。民間で辛酸をなめただけあって名君でした。

いろいろ考えましたが、皇室典範の改正も内親王(女)が生まれるかどうかということに尽きると思います。

というわけで、今回は雅子妃の子どもは親王(男)か内親王(女)かを占うことにしました。
とはいうものの易占では二者一択は苦手なのです。そこで皇太子以後の皇位の継承は如何にして行なわれるかを占ってみましょう。その結果によって親王(男)か内親王(女)かは自ずと明らかになるでしょう。

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皇位の継承は如何にして行なわれるかを占う。

山雷頤の四爻を得た。

「頤」とは下顎です。卦の形を見ると上と下の陽爻のあいだに陰の空隙があります。これをひとが口をあけた姿に見立てます。口を動かしてものを食べる訳ですから転じて養われるという意味になります。
易経には「頤は貞しければ吉なり、自ら口実を求む」とあります。

口を動かす訳ですから、この場合は言論が盛んになりそうな感じです。口実とはしかるべき理由ですから、皇室典範の改正であり、女帝の擁立論でしょう。

親王(男子)が生まれれば皇位の継承は順当ですから言論は盛んにならないはずです。当然、口実は必要ありません。

ゆえに、雅子妃は内親王(女子)を出産すると易断いたします。

四爻を見てみましょう。
「顛(さかしま)に養わるるも吉なり。虎視眈眈、その欲逐逐(ちくちく)たれば、咎なし。」とあります。

「顛(さかしま)」とありますから、やはり皇位の継承が順当でないことを示しているのでしょう。おそらくは、学者やら議員やら民間とかの下々の言論によって、女帝が擁立されることになるのでしょう。

それにしても「虎視眈眈」とは、どういうことでしょうか。なにやらすごいものを感じます。

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