Q 八卦ってなんですか。
A 陰陽を三つ重ねたものです。
易では、自然から人事まで森羅万象が、陰陽の組み合わせによって動いていると考えます。単純な出来事も、その背景には最新のスパコンを使っても解析できないような膨大な陰陽の組み合わせがあり、もう一方では、錯綜した出来事も幾つかの陰陽の組み合わせで比較的簡単に表現できるのです。陰陽の基本的な単位が八卦です。
これだけでは、分からないでしょうから、端折って、具体的に説明しましょう。
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この記号を陽といいます。男、健やか、太陽、天といったプラスの価値を示すものです。
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これを陰といいます。女、従順、月、大地といったマイナスの価値を示すものです。マイナスですから悪いとは一概に言えません。
陰陽を三本重ねると八卦ができます。どうして、ニ本でなく四本でもなく、三本なのっかて? その問いはしばらくおいておきましょう。手短に八卦について説明しましょう。
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乾(けん)といいます。陽が三本も重なっていますから凄いことなのです。欠けているところは微塵もありません。すべてを見渡すところ、つまり、天を示します。健やかさ、豪快さ、天真爛漫、およそ人の持つプラスの価値をすべて示すと言っていいでしょう。今の時代はちょっと違うかもしれませんがお父さんを示します。
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兌(だ)といいます。二つの陽のうえに陰がのっかっています。男女でいえば、一人の女性が二人の男性に持ち上げられている象です。男性から持ち上げられれば女性はうれしいものです? この卦は悦びを表します。溢れんばかりの悦びを受けているのですから、あふれているもを受けているところ、つまり沢を表します。兌と悦と沢はなんとなく似ていませんか。
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離(り)といいます。火を表します。陰が二つの陽に挟まれている状態です。離といいますから、離れることかと思うとそうではありません。お互い吸着する状態です。くっつき合い擦れ合えば熱が生じて火が起るのです。火を照らせば暗いところも見えてきます。離とは文明の象徴でもあるのです。
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震(しん)といいます。一つの陽が二つの陰の下に初めて生じました。まさに、これから動きだそうという姿です。陽のうえに乗った二つの陰の姿は振動している音叉を彷佛とさせますね。自然現象でいえば雷を表します。人であれば奮起しようとしています。
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巽(そん)といいます。二つの陽の下に陰があります。ほんのすこし隙間ができているという感じです。隙間があればそこにはすきま風が吹き込みます。巽は風を表します。心に風が吹き込むとはどういうことでしょうか。他の人の考えに感化されてしますことです。それゆえ、言いなりになる、ころころと変わるの意味があります。
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坎(かん)といいます。一つの陽が二つの陰のあいだに落ち込んでいる姿です。窪みにはしばらくすれば水がたまります。この卦は水を表しています。人でいえば困難に陥ってしまっている姿です。
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艮(ごん)といいます。二つの陰の動きを一つの陽が上からぴったりと止めています。先ほどの震をひっくり返した姿ですね。動くの反対ですから、止まるです。自然現象は山を表します。人でいえば動こうとしても動けない、あるいはすっかり自分が確立して動かないということです。
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坤(こん)といいます。三本すべて陰です。巨大な空隙があるわけですから、何でも受け入れてくれるはずです。すべてのものの入れ物、それは地です。人でいったらお母さんですね。母なる大地というではありませんか。
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