多発テロ報復戦争を占う。

凄惨な事件がおきました。多くは語られているので、今後おこるべきことについて占ってみたいと思います。

米国はこの事件の背後に大きな組織がいたと当初から断定していますが、すこし考えてみれば、逆に国家とか組織とか背後関係がないからこそ可能だといえないこともないのです。航空機の操縦についての若干の知識と死を決意した人間が二十名程度いれば可能なのです。しかもコストはほとんどかかりません。かかるコストは命だけです。

しかし、米国はふりあげた拳をどこかに下ろさなければなりません。誰かを犯人にしたてあげ報復しないと低落した威信は回復しないという論理が先行しているという気がしないでもありません。

そうしているあいだにもビンラディン氏を標的にした戦争の準備体制は整いつつあります。恐らくは、同盟軍が編成されアフガニスタンの地で戦争が起ることは必至かと思われます。

それでは、もし報復戦争がおこるとすれば、それはどの様な経緯をたどるのでしょうか。いずれにしても、これ以降の世界の経済や安全保障のありかたは一変することになるでしょう。不安と混乱の時代になるのか、それとも米国を中心とした新たな秩序が確立するのでしょうか。

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多発テロ報復戦争を占う。

沢雷随の三爻を得た。

随は沢の下に雷がある象です。沢は谷間にあるものですから、山岳地の谷間で稲妻を発している状態を彷佛させます。なにやらミサイルの爆発を連想させます。
この様な卦ですから、やはり戦争はいたしかたないかもしれません。

また随は雷つまり行動があって、動けば兌つまり悦びがあるという卦です。

易経には「元(おお)いに亨(とお)りて貞(ただ)しきに利(よ)ろし。咎なし」とあります。また「天下これに随(したが)う。随のとき大いなるかな」とあります。
「天下これに随う」とは米国のかかげる反テロリズムに世界中がまとまっているということでしょう。テロの支援国も支持を表明しているからびっくりです。

三爻を見てみましょう。「丈夫にかかれば小子を失う。随(した)がいて求むるものあれば得」とあります。
「丈夫にかかれば小子を失う」とは立派な人物を頼れば下のものたちを失うといった意味ですが、米国より力のある国は地球上には存在しません。ここでは「丈夫」を大人としての行動と考えましょう。
つまり、まずはビンラディン氏がこの事件の首謀者だという確たる証拠をしめすことです。つぎにこれまでの誤った中東政策を変更し、大規模な見直しをおこなうことを宣言することではないでしょうか。
「小子を失う」とは、そのことによって、米国がおこなう譲歩であり失う利益です。そうすれば同盟国はもとより中東諸国も悦んで米国に従うことでしょう。
「求むるもの」とは無論ビンラディン氏の身柄でしょう。

上爻をみてみましょう。「これを拘(とど)め係(つな)ぐ。すなわち従いてこれを維(つな)ぐ。王もって西山に亨(きょう)す」とあります。

拘束され繋がれたかのように天下の人々がしっかりと従うという意味ですが、この場合はビンラディン氏のことでしょう。

ゆえに、米国はビンラディン氏を捕えると易断いたします。
時期については、三爻から上爻まで四本あります。四カ月後か四年後というところですが、テロの根絶の時間を考えると四年後でしょう。

米国のなすべきことは、かつての戦争のように、相手にたいし執拗な爆撃を繰り返すことでなく、軍事行動はきわめて速やかに終結させ、大国としての度量をしめすことです。

それにしても、はたして米国はこのようなことができるのでしょうか。またビンラディン氏のような人物がむざむざ囚われの身となるのでしょうか。

ところで、「王もって西山に亨(きょう)す」とはいったいなんのことでしょうか。まったく分かりません。

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