Q 占いの仕方を教えて下さい

A 易を作った古代のひとがどのようなやり方で占いをしていたのかはっきりしたことは分かっていません。そのため、南宋の大学者朱熹をはじめ、古来様々なひとが易の方法をいろいろと考案してきました。

ここでは小生が用いている略筮法を紹介します。

この方法では卦と爻を出します。卦は内卦と外卦に分かれます。卦は六十四、爻は全部で六本有ります。詳しくは「Q 易ケーススタディの言葉がまったく分かりません」をみてください。

占いのまえに

妻や子供が寝静まった深夜など、気持ちが落ち着けるときを選びます。疲れているときや酔っぱらっているときは占いません。

占うに当たっては斉戒沐浴し(風呂に入り体をよく洗い、ハミガキをします)、占うことのみを念じます。けっしていい加減な気持ちで占ってはいけません。

占いは誠意が必要です。自己保身のためとか、お金もうけのためとか、他人を陥れようとして筮をたててはいけません。人の道に反したことは占いの対象になりません。

占わなくても分かることや、すでに心に決していることは占いの対象にはなりません。迷っているから占うわけで、その必要がないことを占うことは誠意がない証拠です。

意にそぐわない卦がでたからといって、同じことを二回占ってはいけません。これだけは絶対やってはいけません。

いよいよ占います

1 まずは道具をそろえる
筮竹を五十本と筮竹をいれる筒を用意します。専門の店にいけば数千円くらいで手に入ると思います。ちなみに小生は竹串とコップを用いています。

2 占いの文句を唱えます
おもむろに筒から筮竹をとりだし、頭上に掲げ、以下の占いの文句を唱えます。

爾(ナンジ)ノ泰筮(タイゼイ)常有ルニ仮(ヨ)ル。爾ノ泰筮常有ルニ仮ル。○○(自分の名前)××(占う事柄)ノ成行ニツイテ未ダ知ラザルヲ以テ、疑ウ所ヲ神霊ニ質(タダ)ス。吉凶得失悔(カイ)吝(リン)憂虞コレ爾ノ神ニ有リ。希ハ明ラカニ之レヲ告ゲヨ。

3 筒に一本残します
筒に一本残してこれを「大極」に見立てます。大極とはすべてそこから生まれすべてがそこに帰ってゆく根源です。
残り四十九本を両手に取ります。

4 筮竹を左右にわける
四十九本を頭上にかざし気合いを込めます。気が充実したところで、さらに気力をふりしぼり筮竹を左右に分けます。

5 筮竹を数えます
右手の筮竹を一本左手の小指と人さし指の間に挟み残りを机の上に置きます。
机においた筮竹は「地」になぞらえます。左手の筮竹は「天」です。小指に挟んだ筮竹は「人」です。天地人で三才といいます。天地人をそろえることで自然から人事にいたるまですべての事柄をおおうのです。

左手の筮竹を八本づつ払っていきます。

最後に小指に挟んだ筮竹も加えて
残った数が一本だったら「乾」
ニ本だったら「兌」
三本だったら「離」
四本だったら「震」
五本だったら「巽」
六本だったら「坎」
七本だったら「艮」
八本あるいは零本だったら「坤」

となります。これが内卦になります。

6 3〜5の方法でもう一度、卦をだします。これが外卦です。

7 同じ方法で爻をだします。ただし、卦を出すときは八本づつ払いましたが、今度は六本ずつはらいます。

一本のこれば、初爻。
二本のこれば、二爻。
……
五本のこれば、五爻。
六本あるいは零本だったら、上爻。

これで卦と爻を得ることができました。
でた卦と爻を「易経」で調べ解釈を施します。

小生の個々の解釈については「易断」をみてください。

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