二〇〇二年九月三日
小泉首相の北朝鮮訪問が突然発表されました。
小泉首相は、国交正常化の見通しをつけるために、金正日総書記と会談するのといっていますが、はたして成果のほどはどうなるのでしょうか。
この間、小泉首相が「政治生命をかける」と報道されたのが、後日取り消されたり、不審船の国籍特定の時期を巡る福田官房長官の発言などをみてみると、官邸や政府内はごたごたしているようです。そんなことではたして交渉がうまくいくのか心配な気もします。
いずれにしても、今回の首相の訪朝のポイントは、拉致問題は進展があるのかどうか、戦後保障などの名目でお金はどれくら支払われるのかどうかが大きな問題と思います。
おそらく、大枠はまえもっての交渉で合意ができているのでしょう。しかし、相手はなんといっても自国体制の延命のみを考えている独裁者です。そのときの状況でどうなったりするか分かったものではありません。事前の合意など直前になって覆される可能性もあります。
小泉首相にとっては危険な賭けであることは間違いはありません。
そこで、小泉首相の北朝鮮訪問は、どのような結末をもたらすのか占ってみる事にしました。
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山沢損の四爻を得た。
損とは、下を損して上を益す、つまり人民の富みを減らし君主の収入を益すという卦です。
一見、悪い卦にみえますが、損をしても誠意をもって行動すれば最後は大吉になります。いい卦です。さて、この場合人民や君主は何をさすのでしょうか。
日本はいちおう民主主義の国です。一方北朝鮮は共和国とは名ばかりで独裁者の治める国です。
とすると、どうやら日本から北朝鮮にお金が動きそうです。四爻を見てみましょう。
その疾(やまい)を損す。もしすみやかなれば喜びあり。咎無し。四爻は疾(やまい)とありますから病気の人です。しかもこれは道徳的な病気です。病気を損して、(なおして)あげて、しかも、その場合は早期に手当てをしてやるのがよいといった意味です。
道徳的に病気の四爻とはだれでしょうか。金正日総書記その人のことでしょうか。それとも窮迫する北朝鮮の経済のことでしょうか。いずれにしてもそんなに違いはありません。
病気を手当てしてあげるということですから、この場合は日本からお金をだすということでしょう。ただし、極めて迅速な対応が必要です。ゆえに、今回の会談はまとまります。結果として補償金の支払いが決まると易断いたします。
お金が動くわけですから、拉致問題も解決に向けおおきな成果が期待できるでしょう。さて、いったいいくら払うのでしょうか。
五爻を見てみましょう。「あるいは、これに十朋(じっぽう)の亀を益す。違(たご)う克(あた)わず」とあります。非常に高価な占い用の亀を贈られて、断る事ができないという意味です。朋は対になっているものです。つまり二つです。十朋(じっぽう)ですから、二十です。
そこで、補償金は二十億ドルとみましたがどうでしょうか。しかし、北朝鮮の体制は近い将来崩壊するでしょう。(以前の占いでは数年は維持される事になっているので崩壊はそのあとになります)滅びる国にお金を出すのもいかがという気持ちもあります。しかも民生用には使われないでしょう。
いずれにせよ、小泉首相にはお金は有効につかってほしいものだと思います。