二〇一〇年九月四日
民主党代表者選の結末を占う
選挙戦真っ盛りです。新聞など見てみますと、議員票は小沢氏有利だが態度を決めかねている議員も多い、一方地方議員票・党員票・サポータ票は菅首相有利で、現時点では勢力の拮抗を報じています。どちらかと言えば菅首相に肩入れした論調が目立ちます。
ちなみに小生は今回の選挙に関しては小沢氏支持です。当初のマニュフェスト回帰を訴えている点で筋が通っていると思います。一方、菅首相は首相になってから、なにをしたいのか今ひとつ分かりません。消費税発言など官僚の言いなりになっているとしか思えない節もあります。
だれが、首相になっても、完全には公約なんて実現できないだろうし、結局世の中変わらないとの向きもありましょうが、ここ十年で世の中変わっています。個々の政策の決定が占める割合も多いのです。しかも両者の政策は大きく異なっています。どちらかが首相になるかでやはり違いがでてきます。
さすれば占ってみることにいたしましょう。
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風雷益の三爻を得た。
大気の摩擦は時として巨大な積乱雲をつくりその結果雷を生じます。風と雷とは相助け合うものです。助け合えばそこには益が生じます。これが風雷益の意味です。しかも自ら激しく動いていくことを意味しています。
では、小沢氏と菅首相は一見激しそうな選挙戦とは裏腹に、どちらが勝っても結局は助け合うことになるのということでしょうか。そうではありません。
これを選挙戦に当てはめてみれば、雷とは小沢氏の電撃的な出馬表明で幕を開たこと、風とは言論が飛び交っている状態、この卦はまさに選挙戦真っ盛りの状況を示しているといえるでしょう。
三爻を見てみましょう。
これに益す。凶事にもちうるに咎なし。
凶事とは、不測の事態、益すとは、この場合援助を求めるという意味です。
これは古代において君主の死や天災などの不測の事態があった場合、近隣の国などに援助をもとめたということを示しています。自分から援助を求めるのは君主としては恥ですが、凶事にあってはかまわないという意味です。
今回小生は小沢氏支持で易を立てましたから、これを小沢氏に当てはめて見ましょう。そもそも、自分が立候補することは本人の意に添ったことではありません。小沢氏は、自分の言うことを聞いてくれる人であれば誰が首相になってもかまわないのですから。
にもかかわらず、本人自ら立候補せざるを得なかったということは凶事に他なりません。
援助をもとめるとは、腰を低してみずから動いて自分への支持を取り付けるということでしょう。そのことに咎はないのです。地道なポイントを稼ぐ選挙は小沢氏はお手の物です。
ゆえに、今回の選挙は小沢氏の勝利と易断いたします。
これから選挙戦の後半になるにつれ、態度を決めかねてる議員はこぞって小沢氏支持に回り、またこれから行われる党員票・サポータ票のアンケート結果もそれほど菅首相有利になってこないので、新聞も論調を改めることでしょう。
ところで、凶事の意味ですが、実際のところ一体なんなのでしょうか。
小生としては、現在の政治状況がまさに国難だから、小沢氏が自ら行動したのであって、けっして、党内の権力闘争の結果みずからの政治生命が危うくなったためだけに行動したわけでないことを切に祈念しています。
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