生命保険のおねえさんの恋愛運

山地剥のニ爻を得た。

山地剥というのは上爻が陽でその他の爻が陰になっています。陰が陽を侵食して上爻の一本のみを残した状態です。山が地に崩れてしまった象です。

さて、だれしも恋愛しているときは、なんとなくうきうきしています。陽気になっているということです。この卦ではそういう陽の気分が崩れている状態を示しています。すなわち、生命保険のおねえさんは、失恋してブルーな状態になっていると易断いたします。

ニ爻を見てみましょう。「牀を剥するに弁を以てす。凶なり。……牀を剥するに弁を以てすとは、いまだ与するものあらざるなり」とあります。与するもの、すなわち、自分にふさわしい相手がいないということでしょう。

ところで「牀」は寝台、「弁」は寝台の足と本体の境目です。前後の爻を見ていますと剥の侵食が寝台の足からじわじわとはじまって、弁を経て本体にいたり遂には寝ている人の皮膚を侵すというようなプロセスが書かれています。侵食の進み具合を寝台に例えれば足と本体の境目の辺りに来ているという意味です。

「弁」を境目とすれば、人における「弁」とはなにか。ものを分ける働きです。つまり、理性であり言葉をあやつる能力です。頭のいいひとは弁がたちます。

明るく元気でいい子とのことですが、じつは強いて元気にしているのかもしれません。そのために「多弁」になっているのでしょうか。それとも「弁」を商売にしている保険の外交員という職業と何か関係があるのでしょうか。

まあ、いずれにしても、そのうちいいこともあるでしょう。

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