二〇〇二年四月九日

パレスチナ情勢を占う。

前回イスラエルのシャロン首相の運勢を占い、「災いをまねくから行動は慎め」という爻をえました。
そこから、小生はシャロン首相の強硬路線には歯止めがかかると結論を出したのですが、事態は全く逆の方向に進んでいます。

小生としては、やや悔いの残る易断となりました。
小生の易断が幾ばくかの正しさを残しているとすれば、それは強硬路線があだとなってシャロン政権は崩壊するであると思います。しかし、これはもうすこし時間が経過してみないとわかりません。

こうしているうちにも、イスラエルはテロの根絶と称して、各地で自治区に侵攻しています。破壊と殺戮は繰り広げられているのです。
国際的非難におされるかたちで、米国も渋々調停にのりだしました。成果が挙げられるのかどうかはわかりません。

小生としては坐して結果をまってはおれません。
そこで緊急にパレスチナ情勢の進展を占ってみることにしました。

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地天泰の二爻をえた。

なんと、非常に目出たいとされている卦です。(ムシャラフ大統領の運勢参照)

「泰」という卦をみると、下にある三本の陽が伸長して、上にある陰を押し出してしています。つまり小人が退き君子が勃興してくるという象です。

今回はパレスチナ側にたって易を立てました。パレスチナは外見は柔弱ですが、内実はしっかりしています。イスラエルに対する敵愾心は旺盛です。

ぎゃくに、イスラエルは強硬路線をとって剛健そうですが、内部は崩壊しそうだということを示しています。

とすれば、イスラエルは撤退して停戦が成立するということでしょうか。

二爻を見てみましょう。
「荒(こう)を包(かさ)ね、馮河(ひょうが)を用い、遐(とお)きを遺(わすれ)れず、朋(とも)亡(うしな)う。」とあります。

「荒を包ね」とは、荒々しいものを隠しているといった意味にとりましょう。「馮河を用い」とは乱暴な手段です。

「隠している荒々しいもの」とは何か。これは爆弾でしょう。
「遐(とお)きを遺(わすれ)れず」とは、将来のパレスチナの解放でしょう。
さらに「朋(とも)亡(うしな)う」とありますから、このことにより多くの同胞が死にます。

まさに、パレスチナの人々は、将来の微かな希望のために命を投げ打とうしているのです。結局、自爆テロは継続されることになるでしょう。

ゆえに、パレスチナの混迷状態は続くと易断いたします。

イスラエルは撤退や停戦の有無に関わりなく、今回の作戦でパレスチナのテロを抑えきれないでしょう。

ところで、「泰」とは天下泰平の泰でもあります。
われわれの「天下泰平」はこのような「局地」紛争のうえになりたっているということなのでしょうか。なんとも皮肉といわざるをえません。

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